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2006/05/22 (Mon) そう、10階。
 モラル・ハザード、いわゆる道徳危機がここ数年叫ばれているそうな。そこで長い年月をこえて注目されているのが武士道だそうな。ちなみに、どっちかと言うと右から翼がはえているかと思いますが、何がいいとか何が悪いとか言いたいわけではないのであしからず。

 この武士道が生まれた背景には、士農工商という身分制度があります。正確に言うと穢多、非人(漢字で書くとなおさら酷いもんだ)がこの下に位置するわけですが。この士農工商、封建社会の階級観念に従って上位から順に並べられているんですね。

 まず士を飛ばして農工商。この3つは「もの」を扱う人たちです。一番上の農は何もない状態から人間が生きるのに必要な食べ物を作り出します。この0から1を作り出すというものが崇高であると考えられたんですね。次いで工は既にあるものから他のものを作り出します。つまり1を10にも100にもするんですね。最後に商ですが、これはその出来上がったものを右から左へとうつしていくだけです。なので商は一番下に位置づけられました。皮肉なことにも、今の時代はこの商がヒルズなんて上のほうに君臨してしまっているわけですが。

 これら3つの人たちが「もの」を中心にしていくのに対して、士が大切にするのは「心」でした。もともと権力者に侍ふことから侍と言われるようになるだけあり、彼らは武装して何かを守るのが仕事でした。しかし力だけでは何にもなりません。むしろ反逆する可能性すらあります。そこでこの武士たちに教え込まれたのが武士道だったのです。忠誠を誓い、身を犠牲にしてでも守る。あまりにもこの色が強くなりすぎて自然死すら恥ずかしいという感じになり、とうとう葉隠にもあるように「武士道と云ふは死ぬ事と見付たり」などと言われるようにすらなってしまいますが。アメリカにいいようにやられている日本(このことも結構面白かった。覚えてたらいずれ書こうと思います)が、今になって気付いたのは、自分達の祖先の魂だったわけですね。…これって日本史で習う当たり前のことなのかなぁ。だとしたらなんか恥ずかしいなぁ。

 ちなみに最上位の士と同じような仕事をするのが、最下位である穢多と非人です。どちらも血を見る仕事ですね。この誰もが嫌がる仕事を上と下で受け持つことにより、江戸は大きな安定を得たのかもしれません。そして、そのような武士と同じ精神を持つ仕事をしているんだという誇りが、穢多と非人を支えていたのかもしれません。憶測ですが。

comment

この手の話は好きですよ(笑)
ついでに付け加えると、士農工商の順位を決める際、もう一つ理由があって、農民って一番苦労する仕事でありながら、一番儲からない仕事だったんですね。それで順位を例えば『士工商農』とかにしてしまうと、一揆が起こってしまう可能性がある。それを恐れて、農民の順位を武士の次に持ってくることによって、『おまえらは金はないけどおまえらよりも階級の低い奴はいっぱいいるんだから下を見て生きなさい』と言い聞かせたわけです。かわいそうにねぇ。
2006/05/22 20:14 | URL | d嬢。 [ 編集 ]

うへぇ。やっぱ日本史とってる人にはあたりまえのことだったか…。
勉強になりました。さすが一遍上人大好きなおのっちの授業は違うなぁ。
2006/05/22 21:53 | URL | おかてつ [ 編集 ]









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